【ビル管過去問】令和7年度 問題95|鉄筋コンクリート建築物の法定耐用年数を解説

出典:建築物衛生管理技術者試験令和7年度(2025年)|建築物の構造概論第95問

問題

鉄筋コンクリート構造の建築物の用途のうち、法定耐用年数が短い順に並んでいるものは次のうちどれか。

   短い    長い

(1) 店舗<公衆浴場<住宅<事務所

(2) 店舗<公衆浴場<事務所<住宅

(3) 店舗<事務所<住宅<公衆浴場

(4) 公衆浴場<店舗<事務所<住宅

(5) 公衆浴場<店舗<住宅<事務所

 

 

 

ビル管過去問|鉄筋コンクリート建築物の法定耐用年数を解説

この問題は、鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物について、用途ごとの法定耐用年数の大小関係を問う問題です。正しい並びは、公衆浴場が31年、店舗が39年、住宅が47年、事務所が50年となるため、短い順では「公衆浴場<店舗<住宅<事務所」です。したがって、正しい選択肢は(5)です。

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(1) 店舗<公衆浴場<住宅<事務所

不適切です。店舗よりも公衆浴場の方が法定耐用年数は短く設定されています。鉄筋コンクリート造の公衆浴場は31年、店舗は39年です。公衆浴場は湿気や温度変化の影響を受けやすい用途であるため、一般的な店舗よりも短い耐用年数とされています。

(2) 店舗<公衆浴場<事務所<住宅

不適切です。店舗と公衆浴場の順序が逆であり、さらに事務所と住宅の順序も逆です。公衆浴場は31年、店舗は39年、住宅は47年、事務所は50年です。したがって、短い順に並べると、公衆浴場、店舗、住宅、事務所となります。

(3) 店舗<事務所<住宅<公衆浴場

不適切です。公衆浴場はこの中で最も法定耐用年数が短い用途です。また、事務所は50年であり、住宅47年よりも長くなります。日常感覚では事務所や住宅の劣化をイメージしにくいかもしれませんが、試験では用途別の数値を正確に押さえることが重要です。

(4) 公衆浴場<店舗<事務所<住宅

不適切です。公衆浴場と店舗の順序は正しいですが、事務所と住宅の順序が逆です。鉄筋コンクリート造の住宅は47年、事務所は50年です。そのため、住宅の方が事務所よりも法定耐用年数は短くなります。

(5) 公衆浴場<店舗<住宅<事務所

適切です。鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物では、公衆浴場は31年、店舗は39年、住宅は47年、事務所は50年です。したがって、短い順に並べると、公衆浴場、店舗、住宅、事務所となり、この選択肢が正しい並びです。

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この問題で覚えるポイント

鉄筋コンクリート造又は鉄骨鉄筋コンクリート造の建築物の法定耐用年数は、用途によって異なります。代表的なものとして、公衆浴場は31年、店舗は39年、住宅は47年、事務所は50年です。短い順では、公衆浴場、店舗、住宅、事務所となります。特に、住宅より事務所の方が長い点、公衆浴場が最も短い点を押さえておくと正誤判断しやすくなります。法定耐用年数は、建物の物理的寿命そのものではなく、税務上の減価償却で用いられる年数です。そのため、日常的な建物の丈夫さのイメージだけで判断せず、用途別の数値として覚えることが大切です。

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ひっかけポイント

この問題のひっかけは、鉄筋コンクリート造なら用途に関係なく耐用年数が同じだと思わせる点にあります。実際には、同じ構造でも用途によって法定耐用年数は変わります。また、公衆浴場は鉄筋コンクリート造であっても、湿気や熱の影響を受けやすい用途として短く設定されています。さらに、住宅と事務所の順序も間違えやすいところです。住宅の方が長持ちしそうだと感じるかもしれませんが、法定耐用年数では住宅47年、事務所50年です。構造の強さではなく、用途別の法定耐用年数を問われていると意識することが、正答につながります。

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