出典:第二種衛生管理者2023年(令和5年度)10月公表問題|労働衛生第20問
問題
身長175cm、体重80kg、腹囲88cmの人のBMIに最も近い値は、次のうちどれか。
(1) 21
(2) 26
(3) 29
(4) 37
(5) 40
第二種衛生管理者|BMI計算方法と肥満判定基準|身長と体重から求める指数を解説
BMIは、体重kgを身長mの2乗で割って求める体格指数です。この人は身長175cmなので1.75m、体重は80kgです。計算式は80÷1.75÷1.75となり、約26.1です。そのため、最も近い値は26であり、答えは(2)です。腹囲88cmはメタボリックシンドロームの判定などで関係する数値ですが、BMIの計算には使いません。

(1) 21
不適切です。BMIは体重kg÷身長m÷身長mで求めます。身長175cmを1.75mに直して計算すると、80÷1.75÷1.75=約26.1となります。21は標準範囲に近い値ですが、この体重と身長から求められるBMIとしては低すぎます。
(2) 26
適切です。身長175cmは1.75mなので、BMIは80÷1.75÷1.75で計算します。1.75の2乗は3.0625であり、80÷3.0625=約26.1です。選択肢の中では26が最も近いため、これが正解です。BMIでは、25以上は肥満に分類されるため、この人はBMI上は肥満に該当します。
(3) 29
不適切です。29はBMIとしてあり得る数値ですが、この条件では計算結果が約26.1になるため、最も近い値ではありません。29になるためには、同じ身長であれば体重が約89kg程度必要です。計算問題では、感覚で「80kgだからかなり高い」と判断せず、必ず式に当てはめることが大切です。
(4) 37
不適切です。37は高度な肥満を示すような高いBMIですが、身長175cm、体重80kgの計算結果とは大きく離れています。BMIは腹囲を使わないため、腹囲88cmという数値に引っ張られて過大に判断しないよう注意が必要です。
(5) 40
不適切です。40は非常に高いBMIであり、この人の身長と体重から求められる値ではありません。BMI40になるには、身長175cmの場合、体重が約122.5kg必要です。選択肢の数値が大きく離れている場合でも、計算式を正しく使えば迷わず除外できます。
この問題で覚えるポイント
BMIは、体重kg÷身長m÷身長mで求めます。身長はcmではなくmに直して計算する点が重要です。175cmであれば1.75mとして扱います。BMIの判定では、18.5未満が低体重、18.5以上25未満が普通体重、25以上が肥満とされます。腹囲はメタボリックシンドロームの判定に関係しますが、BMIの計算式には入りません。衛生管理者試験では、BMIの式、身長の単位換算、25以上が肥満という基準を押さえておくと対応しやすくなります。
ひっかけポイント
この問題のひっかけは、腹囲88cmというBMI計算に不要な情報が入っている点です。腹囲は健康診断やメタボリックシンドロームの文脈では重要ですが、BMIは身長と体重だけで求めます。また、身長175cmをそのまま175として計算すると正しい値になりません。cmをmに直す単位換算を忘れることが、計算問題での典型的な誤答原因です。BMIの問題では、余分な情報に惑わされず、体重kg÷身長mの2乗という式だけに集中することが大切です。
