【危険物取扱者乙種4類予想問題6】|問34|軽油の性質|性質・消火を解説

問題

次の危険物のうち、原油の分留によって得られる炭化水素の混合物で、水にほとんど溶けず、水より軽く、引火点が21℃以上70℃未満の第2石油類に分類されるものはどれか。

(1) 軽油

(2) ガソリン

(3) メタノール

(4) 二硫化炭素

(5) アセトン

危険物取扱者乙種4類|軽油の性質を解説

軽油は、原油を分留して得られる炭化水素の混合物であり、水にほとんど溶けず、多くは水より軽い液体です。引火点は21℃以上70℃未満に該当するため、第4類危険物のうち第2石油類に分類されます。よって、答えは(1)軽油です。

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(1) 軽油

適切です。軽油は、原油の分留によって得られる炭化水素の混合物です。水にほとんど溶けない非水溶性液体で、多くの場合、水より軽いため、水面に浮きます。また、引火点はおおむね45℃以上であり、危険物取扱者試験では第2石油類に分類される代表物質として出題されます。第2石油類は、引火点が21℃以上70℃未満のものを指すため、問題文の条件に最もよく当てはまります。

(2) ガソリン

不適切です。ガソリンも原油の分留によって得られる炭化水素の混合物で、水に溶けにくく、水より軽いという点では軽油と似ています。しかし、ガソリンは引火点が非常に低く、第1石油類に分類されます。第1石油類は引火点が21℃未満の危険物であり、常温でも可燃性蒸気を発生しやすい点が特徴です。問題文の「引火点が21℃以上70℃未満の第2石油類」という条件には合いません。

(3) メタノール

不適切です。メタノールはアルコール類に分類される第4類危険物であり、軽油のような炭化水素の混合物ではありません。また、水とよく混ざる水溶性液体です。問題文では「水にほとんど溶けず」とあるため、この時点でメタノールは除外できます。さらに、メタノールは第2石油類ではなくアルコール類として覚える必要があります。

(4) 二硫化炭素

不適切です。二硫化炭素は特殊引火物に分類される危険物です。引火点が非常に低く、発火点も低いため、非常に危険性が高い物質です。水に溶けにくく、蒸気が空気より重いという特徴はありますが、原油の分留で得られる軽油のような炭化水素の混合物ではありません。また、第2石油類ではないため、問題文の条件には当てはまりません。

(5) アセトン

不適切です。アセトンは第1石油類の水溶性液体に分類されます。無色透明で特有の臭気があり、水と任意の割合で混ざり合う性質があります。問題文の「水にほとんど溶けず」という条件と一致しません。また、引火点も非常に低く、第2石油類ではなく第1石油類に該当します。水に溶けるかどうかと、引火点による分類の両方から不適切と判断できます。

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この問題で覚えるポイント

軽油は、第4類危険物の第2石油類に分類される代表的な物質です。第2石油類は、引火点が21℃以上70℃未満の液体であり、非水溶性液体の指定数量は1,000L、水溶性液体の指定数量は2,000Lです。軽油は非水溶性液体なので、水にほとんど溶けず、水より軽く、水面に浮きやすい性質があります。ガソリンは軽油と同じく原油由来で水に溶けにくい液体ですが、引火点が21℃未満のため第1石油類に分類されます。メタノールはアルコール類、二硫化炭素は特殊引火物、アセトンは第1石油類の水溶性液体です。乙4試験では、軽油、灯油、第2石油類、引火点21℃以上70℃未満、非水溶性液体という組合せをまとめて覚えると正誤判断がしやすくなります。

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ひっかけポイント

この問題では、原油から得られる物質という共通点だけでガソリンを選ばせようとする誘導があります。ガソリンと軽油はどちらも水に溶けにくく、水より軽い炭化水素の混合物ですが、決定的な違いは引火点です。ガソリンは第1石油類、軽油は第2石油類です。また、アセトンやメタノールは名前から液体危険物として混同しやすいですが、水によく溶ける点で軽油とは大きく異なります。危険物の分類問題では、物質名だけで判断するのではなく、引火点、水溶性か非水溶性か、代表的な分類名をセットで確認することが重要です。

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