【危険物取扱者乙種4類予想問題7】|問34|第3石油類の性質|性質・消火を解説

問題

次の危険物のうち、水にほとんど溶けず、第3石油類に分類されるものはどれか。

(1) 重油

(2) 軽油

(3) 灯油

(4) ガソリン

(5) ベンゼン

危険物取扱者乙種4類|第3石油類の性質を解説

第3石油類の分類と代表的な危険物を判断する問題です。第3石油類は、第4類危険物のうち、原則として引火点が70℃以上200℃未満の液体で、非水溶性液体と水溶性液体に分けられます。重油は水にほとんど溶けない非水溶性の液体で、第3石油類の代表例です。一方、軽油と灯油は第2石油類、ガソリンとベンゼンは第1石油類に分類されます。したがって、答えは(1)重油です。

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(1) 重油

【適切です。】重油は、原油を精製する過程で得られる油状の液体で、燃料などとして広く使用されています。水にはほとんど溶けず、第4類危険物の第3石油類に分類される代表的な物質です。第3石油類は、原則として引火点が70℃以上200℃未満の液体であり、第1石油類や第2石油類と比較すると引火点が高く、常温では比較的引火しにくい性質があります。ただし、加熱されて引火点以上になると可燃性蒸気を発生し、火源があれば引火する危険があるため、火気や高温を避けて取り扱う必要があります。の「水にほとんど溶けず」「第3石油類」という条件に該当するため、正しい選択肢です。

(2) 軽油

【不適切です。】軽油は水にほとんど溶けない油状の液体ですが、第3石油類ではなく第2石油類に分類されます。第2石油類は、原則として引火点が21℃以上70℃未満の液体です。軽油はディーゼルエンジンの燃料として広く使用されており、灯油とともに第2石油類の代表例として危険物取扱者試験でもよく出題されます。重油と同じように水に溶けにくい油類であるため混同しやすいですが、「灯油・軽油は第2石油類、重油は第3石油類」と整理して覚えると区別しやすくなります。

(3) 灯油

【不適切です。】灯油は水にほとんど溶けない液体ですが、第3石油類ではなく第2石油類に分類されます。暖房器具や給湯設備などの燃料として身近な危険物であり、軽油とともに第2石油類の代表例です。第2石油類は、原則として引火点が21℃以上70℃未満の液体で、第3石油類より低い引火点の範囲に分類されます。水に溶けにくいという性質だけでは重油などの第3石油類と区別できないため、試験では物質名と石油類の分類を組み合わせて覚えることが重要です。

(4) ガソリン

【不適切です。】ガソリンは水にほとんど溶けない液体ですが、第3石油類ではなく第1石油類に分類されます。ガソリンは引火点が非常に低く、常温でも可燃性蒸気を発生しやすいため、第4類危険物の中でも特に引火の危険が大きい物質です。第1石油類は、原則として引火点が21℃未満の液体です。重油などの第3石油類とは引火点の範囲が大きく異なるため、「ガソリンは第1石油類」という分類を確実に覚えておきましょう。

(5) ベンゼン

【不適切です。】ベンゼンは水に溶けにくい無色の液体ですが、第3石油類ではなく第1石油類に分類されます。引火点が低く、常温でも可燃性蒸気を発生するため、火源があると容易に引火する危険があります。ガソリンと同様に第1石油類として扱われるため、の第3石油類という条件には該当しません。危険物取扱者試験では、ベンゼン、トルエン、ガソリンなどが第1石油類の代表例として出題されるため、まとめて整理しておくと判断しやすくなります。

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この問題で覚えるポイント

第3石油類は、第4類危険物のうち、原則として引火点が70℃以上200℃未満の液体です。非水溶性液体の代表例には、重油、クレオソート油、アニリン、ニトロベンゼンなどがあり、水溶性液体の代表例にはエチレングリコールやグリセリンなどがあります。 石油類は引火点によって分類され、第1石油類は原則として21℃未満、第2石油類は21℃以上70℃未満、第3石油類は70℃以上200℃未満、第4石油類は200℃以上250℃未満です。代表例として、「ガソリン・ベンゼンは第1石油類」「灯油・軽油は第2石油類」「重油は第3石油類」「ギヤー油・シリンダー油は第4石油類」と整理しておくと、分類問題に対応しやすくなります。 なお、第3石油類だからといって、すべて水より軽いわけではありません。アニリンやニトロベンゼンなど、水より重い第3石油類もあります。そのため、比重だけで石油類の分類を判断せず、物質名、引火点、水溶性・非水溶性などを組み合わせて判断することが重要です。

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ひっかけポイント

この問題のひっかけは、重油、軽油、灯油、ガソリン、ベンゼンはいずれも水に溶けにくいため、「水にほとんど溶けない」という性質だけでは正解を決められない点です。決め手になるのは「第3石油類」という条件です。 軽油と灯油は第2石油類、ガソリンとベンゼンは第1石油類であり、この中で第3石油類に分類されるのは重油です。また、ギヤー油は名称から重油などと混同しやすいものの、第3石油類ではなく第4石油類に分類されます。 危険物取扱者試験では、似た性質を持つ物質を並べて分類を問う問題がよく出題されます。「ガソリン・ベンゼン=第1石油類」「灯油・軽油=第2石油類」「重油=第3石油類」「ギヤー油・シリンダー油=第4石油類」のように、代表的な物質と分類をセットで覚えておくことが大切です。

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