【第一種衛生管理者過去問】2023年10月公表問題|問34|BMIの計算方法と肥満判定基準|労働衛生(有害業務以外)を解説

出典:第一種衛生管理者2023年(令和5年度)10月公表問題|労働衛生(有害業務に係るもの以外のもの)第34問

問題

身長175cm、体重80kg、腹囲88cmの人のBMIに最も近い値は、次のうちどれか。

(1) 21

(2) 26

(3) 29

(4) 37

(5) 40

第1種衛生管理者|BMIの計算方法と肥満判定基準を解説

BMIは、体重kgを身長mの2乗で割って求める体格指数です。身長175cmは1.75mなので、80÷1.75÷1.75=約26.1となります。最も近い値は26であり、答えは(2)です。BMIは腹囲とは別の指標であり、この問題では腹囲88cmという情報に惑わされず、BMIの計算式を正しく使うことが大切です。

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(1) 21

不適切です。BMI21は、身長175cmの人であれば体重が約64kg前後の場合に近い値です。今回の体重は80kgなので、BMIは標準範囲より高めになります。BMIは体重を身長の2乗で割るため、見た目の感覚だけで判断せず、式に当てはめて計算する必要があります。

(2) 26

適切です。その理由は、BMI=体重kg÷身長m÷身長mで計算するからです。身長175cmはメートルに直すと1.75mです。計算すると、80÷1.75÷1.75=80÷3.0625=約26.1となります。選択肢の中では26が最も近い値です。日本肥満学会の判定では、BMI25以上は肥満に分類されるため、この人はBMI上は肥満に該当します。

(3) 29

不適切です。BMI29は、身長175cmの人であれば体重が約89kg前後の場合に近い値です。今回の体重80kgではそこまで高い値にはなりません。BMIの計算では、身長をcmのまま使うのではなく、必ずmに直してから2乗する点に注意が必要です。

(4) 37

不適切です。BMI37は高度な肥満に近い数値であり、身長175cmの場合、体重は約113kg程度に相当します。今回の80kgとは大きく離れています。BMIは腹囲の数値を足したり、体重を身長で単純に割ったりして求めるものではありません。

(5) 40

不適切です。BMI40は非常に高い肥満度を示す値で、身長175cmの場合、体重は約123kg程度に相当します。今回の条件から計算されるBMIは約26.1です。腹囲88cmという数字だけを見るとメタボリックシンドロームの基準を連想しやすいですが、BMIの計算には腹囲は使いません。

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この問題で覚えるポイント

BMIはBody Mass Indexの略で、体重kg÷身長m÷身長mで求めます。身長はcmではなくmに直して計算します。175cmなら1.75m、160cmなら1.60mのように変換します。BMIの判定では、18.5未満が低体重、18.5以上25未満が普通体重、25以上が肥満とされます。衛生管理者試験では、BMIの計算式そのものに加えて、肥満判定の基準値である25以上も押さえておくと得点につながります。腹囲はメタボリックシンドロームの判定で重要になる指標ですが、BMIの計算には使いません。男性では腹囲85cm以上、女性では90cm以上が内臓脂肪蓄積の目安とされますが、BMIとは別の基準として整理して覚えることが大切です。

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ひっかけポイント

この問題のひっかけは、腹囲88cmというBMI計算には不要な情報が入っている点です。受験者は腹囲を見るとメタボリックシンドロームの基準を思い浮かべ、BMIの問題なのか腹囲基準の問題なのか迷いやすくなります。また、身長175cmをそのまま175として計算してしまうと正しい値になりません。BMIでは必ず身長をmに直し、その2乗で体重を割ります。健康診断関連の問題では、BMI、腹囲、血圧、血糖、脂質など複数の指標が一緒に出されることがありますが、どの指標にどの数値を使うのかを切り分けることが正答への近道です。

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