【危険物取扱者乙種4類予想問題7】|問9|製造所等の定期点検|法令を解説

問題

次のうち、製造所等の定期点検を行わなければならない施設として、正しいものはどれか。ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。

(1) 指定数量の倍数が50の屋外貯蔵所

(2) 指定数量の倍数が120の屋内貯蔵所

(3) 地下タンクを有しない販売取扱所

(4) 指定数量の倍数が80の一般取扱所

(5) 指定数量の倍数が9で、地下タンクを有しない製造所

 

 

 

危険物取扱者乙種4類|製造所等の定期点検を解説

製造所等の定期点検は、すべての危険物施設に一律に義務付けられているわけではなく、施設の種類、指定数量の倍数、地下タンクの有無などによって対象が定められています。この問題では、一般取扱所は原則として指定数量の倍数が10以上で定期点検の対象となるため、(4)は適切です。

下に移動する

【危険物取扱者乙種4類予想問題7】|問9|製造所等の定期点検|法令を解説する画像__otu4-07-hourei-q9

下に移動する

(1) 指定数量の倍数が50の屋外貯蔵所

不適切です。 屋外貯蔵所が定期点検の対象となるのは、指定数量の倍数が100以上の場合です。この選択肢は50倍であり、100倍以上という基準に達していないため、この条件だけでは定期点検の対象になりません。屋外貯蔵所については「100倍以上」という数値を覚えておくことが重要です。

(2) 指定数量の倍数が120の屋内貯蔵所

不適切です。 屋内貯蔵所が定期点検の対象となるのは、指定数量の倍数が150以上の場合です。120倍は150倍未満であるため、この選択肢の屋内貯蔵所は定期点検の対象になりません。屋内貯蔵所は「150倍以上」、屋外貯蔵所は「100倍以上」と区別して覚えましょう。

(3) 地下タンクを有しない販売取扱所

不適切です。 販売取扱所は、この設問で問われている製造所等の定期点検の対象施設には含まれていません。したがって、「地下タンクを有しない販売取扱所」を定期点検を行わなければならない施設とするこの選択肢は適切ではありません。

(4) 指定数量の倍数が80の一般取扱所

適切です。 一般取扱所は、原則として指定数量の倍数が10以上の場合、定期点検の対象となります。この選択肢は80倍であり、10倍以上という基準を満たしているため、定期点検を行わなければなりません。なお、一般取扱所には一定の除外規定がありますが、この選択肢の80倍という条件では、その例外によって対象外となるものではありません。

(5) 指定数量の倍数が9で、地下タンクを有しない製造所

不適切です。製造所が定期点検の対象となるのは、指定数量の倍数が10以上の場合、または地下タンクを有する場合です。この選択肢は指定数量の倍数が9であり、地下タンクも有していません。そのため、いずれの条件にも該当せず、定期点検の対象になりません。

下に移動する

この問題で覚えるポイント

製造所等の定期点検では、施設ごとに対象となる条件を整理して覚えることが重要です。製造所は指定数量の倍数が10以上または地下タンクを有するもの、一般取扱所も原則として指定数量の倍数が10以上または地下タンクを有するものが対象です。ただし、一般取扱所には、指定数量の倍数が30以下で、引火点40℃以上の第4類危険物のみを容器に詰め替えるものなど、一定の除外規定があります。 そのほか、屋内貯蔵所は指定数量の倍数が150以上、屋外貯蔵所は100以上、屋外タンク貯蔵所は200以上が定期点検の対象となります。また、地下タンク貯蔵所、移動タンク貯蔵所及び移送取扱所は定期点検の対象です。給油取扱所については、地下タンクを有するものが対象となります。 試験では、施設の名称だけで判断するのではなく、「施設の種類」「指定数量の倍数」「地下タンクの有無」「除外規定」の組合せから判断することが大切です。

下に移動する

ひっかけポイント

この問題で最も注意したいのは、一般取扱所の80倍だけでなく、製造所の90倍も定期点検の対象になることです。製造所と一般取扱所は、どちらも原則として「指定数量の倍数が10以上」という基準があるため、(4)が適切です。 一方、屋外貯蔵所は100倍以上、屋内貯蔵所は150倍以上と基準が異なります。単純に「指定数量の倍数が大きければ対象になる」と考えるのではなく、施設ごとの基準値を正確に覚える必要があります。 

次の問題へ