【危険物取扱者乙種4類予想問題6】|問32|第3石油類と第4石油類の性質|性質・消火を解説

問題

第3石油類および第4石油類の性質について、正しい組合せはどれか。

(1) 第3石油類は引火点が200℃以上であり、第4石油類は指定数量が2,000Lである。

(2) 第3石油類は水溶性液体と非水溶性液体に区分され、第4石油類の指定数量は6,000Lである。

(3) 第3石油類はすべて水溶性液体であり、第4石油類は引火点が70℃未満である。

(4) 第3石油類の指定数量はすべて6,000Lであり、第4石油類は常温で極めて引火しやすい。

(5) 第3石油類はすべて水より重く、第4石油類はすべて水に溶ける。

危険物取扱者乙種4類|第3石油類と第4石油類の性質を解説

第3石油類と第4石油類は、どちらも第4類危険物に含まれる引火性液体ですが、引火点と指定数量の違いが重要です。正解は(2)です。第3石油類は引火点が70℃以上200℃未満の液体で、水溶性液体と非水溶性液体に区分されます。第4石油類は引火点が200℃以上250℃未満の液体で、指定数量は6,000Lです。

下に移動する

【危険物取扱者乙種4類予想問題6】|問32|第3石油類と第4石油類の性質|性質・消火を解説する画像__otu4-06-seishitsu-q32

下に移動する

(1) 第3石油類は引火点が200℃以上であり、第4石油類は指定数量が2,000Lである。

不適切です。第3石油類の引火点は70℃以上200℃未満です。引火点が200℃以上250℃未満のものは第4石油類に分類されます。また、第4石油類の指定数量は6,000Lであり、2,000Lではありません。2,000Lは第3石油類の非水溶性液体の指定数量です。第3石油類と第4石油類の引火点、さらに指定数量を入れ替えたような内容なので注意が必要です。

(2) 第3石油類は水溶性液体と非水溶性液体に区分され、第4石油類の指定数量は6,000Lである。

適切です。第3石油類は、引火点が70℃以上200℃未満の液体で、水に溶けるかどうかにより、水溶性液体と非水溶性液体に分けられます。指定数量は非水溶性液体が2,000L、水溶性液体が4,000Lです。第4石油類は、引火点が200℃以上250℃未満の液体で、指定数量は6,000Lです。第3石油類は区分があり、第4石油類は指定数量6,000Lと覚えると整理しやすいです。

(3) 第3石油類はすべて水溶性液体であり、第4石油類は引火点が70℃未満である。

不適切です。第3石油類には水溶性液体と非水溶性液体の両方があります。すべて水溶性液体ではありません。また、第4石油類の引火点は200℃以上250℃未満です。引火点が70℃未満という条件は、第1石油類や第2石油類など、より引火しやすい危険物の範囲に関係します。第4石油類は引火点が高く、常温では比較的引火しにくい分類です。

(4) 第3石油類の指定数量はすべて6,000Lであり、第4石油類は常温で極めて引火しやすい。

不適切です。第3石油類の指定数量は、非水溶性液体が2,000L、水溶性液体が4,000Lです。すべて6,000Lではありません。6,000Lは第4石油類の指定数量です。また、第4石油類は引火点が200℃以上250℃未満と高いため、常温で極めて引火しやすいとはいえません。常温で引火の危険が大きいのは、特殊引火物や第1石油類のように引火点が低いものです。

(5) 第3石油類はすべて水より重く、第4石油類はすべて水に溶ける。

不適切です。第3石油類がすべて水より重いわけではありません。第4類危険物には水より軽く、水に溶けにくいものが多くあります。また、第4石油類もすべて水に溶けるわけではありません。第4石油類には潤滑油などのように水に溶けにくいものが多く、すべて水溶性と判断するのは誤りです。比重や水溶性は物質ごとに異なるため、「すべて」と断定している選択肢には注意が必要です。

下に移動する

この問題で覚えるポイント

第3石油類は引火点が70℃以上200℃未満の第4類危険物で、水溶性液体と非水溶性液体に区分されます。指定数量は、非水溶性液体が2,000L、水溶性液体が4,000Lです。第4石油類は引火点が200℃以上250℃未満の液体で、指定数量は6,000Lです。第4類危険物は、引火点が低いほど危険性が高く、指定数量は小さくなる傾向があります。特殊引火物、第1石油類、第2石油類、第3石油類、第4石油類、動植物油類の順に、一般に引火しやすさは低くなっていきます。第3石油類では重油、クレオソート油、グリセリンなどが代表例で、第4石油類ではギヤー油、シリンダー油などの潤滑油類が代表例です。試験では、引火点の範囲、指定数量、水溶性と非水溶性の区分をセットで覚えることが正誤判断に直結します。

下に移動する

ひっかけポイント

このテーマでは、第3石油類と第4石油類の引火点や指定数量を入れ替える形のひっかけがよく出ます。第3石油類は70℃以上200℃未満、第4石油類は200℃以上250℃未満という境界の200℃が特に狙われます。また、第3石油類には水溶性液体と非水溶性液体があるため、「すべて水溶性」「すべて非水溶性」のような断定表現は誤りになりやすいです。指定数量についても、第3石油類の非水溶性液体2,000L、水溶性液体4,000L、第4石油類6,000Lを混同しやすいので注意してください。日常感覚では油はどれも同じように燃えやすいと思いがちですが、危険物試験では引火点によって分類と危険性を判断します。引火点が高い第4石油類を「常温で極めて引火しやすい」とする表現は、専門知識と日常イメージのズレを狙った典型的な誤りです。

次の問題へ