【第一種衛生管理者過去問】2021年10月公表問題|問44|睡眠の種類とサーカディアンリズム・メラトニンの働き|労働生理を解説

出典:第一種衛生管理者2021年(令和3年度)10月公表問題|労働生理第44問

問題

睡眠に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

(1) 睡眠と覚醒のリズムのように、約1日の周期で繰り返される生物学的リズムをサーカディアンリズムといい、このリズムの乱れは、疲労や睡眠障害の原因となる。

(2) 睡眠は、睡眠中の目の動きなどによって、レム睡眠とノンレム睡眠に分類される。

(3) コルチゾールは、血糖値の調節などの働きをするホルモンで、通常、その分泌量は明け方から増加し始め、起床前後で最大となる。

(4) レム睡眠は、安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっている。

(5) メラトニンは、睡眠に関与しているホルモンである。

 

 

 

第1種衛生管理者|睡眠の種類とサーカディアンリズム・メラトニンの働きを解説

睡眠の基本構造であるレム睡眠とノンレム睡眠、さらに体内時計であるサーカディアンリズムやホルモン分泌のリズムについての理解を問う問題です。正しい知識としては、レム睡眠とノンレム睡眠の性質の違い、コルチゾールの日内変動、メラトニンの睡眠促進作用が重要となります。誤っているのはレム睡眠の役割を逆に理解している選択肢です。

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(1) 睡眠と覚醒のリズムのように、約1日の周期で繰り返される生物学的リズムをサーカディアンリズムといい、このリズムの乱れは、疲労や睡眠障害の原因となる。

サーカディアンリズムはサーカディアンリズムとして知られており、睡眠と覚醒の周期、体温変動、ホルモン分泌などを制御しています。このリズムが乱れると、睡眠障害や疲労感の増加、集中力低下などの不調につながるため、この記述は正しい内容です。

(2) 睡眠は、睡眠中の目の動きなどによって、レム睡眠とノンレム睡眠に分類される。

睡眠は脳波と眼球運動の違いによって分類され、レム睡眠とノンレム睡眠に分けられます。レム睡眠とノンレム睡眠は明確に異なる特徴を持ち、この分類方法は基本的な睡眠生理学の知識です。

(3) コルチゾールは、血糖値の調節などの働きをするホルモンで、通常、その分泌量は明け方から増加し始め、起床前後で最大となる。

コルチゾールは、ストレス応答や代謝調整に関与するホルモンで、日内リズムに従い早朝から分泌が増加し、起床前後にピークを迎えます。このため覚醒を促す方向に働くことが特徴です。

(4) レム睡眠は、安らかな眠りで、この間に脳は休んだ状態になっている。

レム睡眠は一般に脳が活発に活動している状態であり、夢を多く見る睡眠段階です。脳が休息しているのはノンレム睡眠、特に深い徐波睡眠の段階です。レム睡眠では筋肉の活動は抑制されますが、脳活動は覚醒に近い状態であるため、この記述は誤りです。

(5) メラトニンは、睡眠に関与しているホルモンである。

メラトニンは暗い環境で分泌が増加し、体内時計に働きかけて眠気を促進する作用があります。睡眠の誘導やリズム調整に重要な役割を持つため正しい記述です。

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この問題で覚えるポイント

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠に大別され、レム睡眠は脳が活発で夢を見やすい状態、ノンレム睡眠は脳が休息する深い睡眠であることが最重要です。サーカディアンリズムは約24時間周期の体内時計であり、睡眠・体温・ホルモン分泌を統合的に制御します。コルチゾールは早朝に上昇して覚醒を促し、メラトニンは夜間に分泌され睡眠を誘導するという昼夜のホルモン対比が頻出ポイントです。

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ひっかけポイント

最も典型的なひっかけはレム睡眠とノンレム睡眠の役割の逆転です。夢を見る=浅い眠りで休んでいるという日常的な誤解から、レム睡眠を「安らかな睡眠」と誤認しやすくなります。また、脳が休んでいるかどうかと筋肉の動きの有無を混同するパターンも頻出です。レム睡眠は筋肉は抑制されますが脳は活動的であるという点を切り離して理解する必要があります。

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