【危険物取扱者乙種4類予想問題6】|問9|製造所等の定期点検|法令を解説

問題

製造所等の定期点検について、次のA~Dの記述のうち、正しいものの組合せはどれか。ただし、規則で定める漏れの点検及び固定式の泡消火設備に関する点検を除く。

A:定期点検は、製造所等の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかどうかについて行う。

B:定期点検は、異常が認められた場合に限り点検記録を作成する。

C:危険物取扱者の立会いを受けている者は、定期点検を行うことができる。

D:定期点検は、実施後速やかに市町村長等へ届け出なければならない。

(1) AとB

(2) AとC

(3) AとD

(4) BとC

(5) CとD

 

 

 

危険物取扱者乙種4類|製造所等の定期点検を解説

製造所等の定期点検では、点検の対象、点検を行える者、点検記録の作成・保存が重要です。正しい記述はAとCです。定期点検は、製造所等の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかを確認するために行います。また、危険物取扱者だけでなく、危険物取扱者の立会いを受けている者も点検を行うことができます。よって、答えは(2)です。

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(1) AとB

不適切です。Aは正しいですが、Bが誤りです。定期点検は、異常が認められた場合に限って点検記録を作成するものではありません。点検を行った場合は、その結果について記録を作成し、一定期間保存する必要があります。異常がなかった場合でも、点検を実施した事実や点検結果を残すことが重要です。定期点検は、危険物施設の安全性を継続的に確認する制度であり、異常発見時だけの臨時的な記録ではない点に注意しましょう。

(2) AとC

適切です。AもCも正しい記述です。定期点検は、製造所等の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかどうかを確認するために行います。たとえば、施設の配置、配管、タンク、消火設備、標識、掲示板などが基準どおり維持されているかを確認するイメージです。また、定期点検を行うことができる者には、危険物取扱者のほか、危険物取扱者の立会いを受けている者も含まれます。危険物取扱者本人だけしか点検できないわけではないため、この点は試験でよく問われます。

(3) AとD

不適切です。Aは正しいですが、Dが誤りです。定期点検を行った場合、点検記録を作成して保存する必要はありますが、原則として実施後速やかに市町村長等へ届け出る制度ではありません。試験では、「記録を作成・保存する」と「行政機関へ届け出る」を混同させる問題がよく出ます。定期点検は、施設の維持管理のために事業者側で実施し、その記録を残しておくものと整理すると理解しやすいです。

(4) BとC

不適切です。Cは正しいですが、Bが誤りです。危険物取扱者の立会いを受けている者が定期点検を行うことはできます。しかし、点検記録は異常があった場合だけ作成するものではありません。異常の有無にかかわらず、点検を行った結果を記録として残す必要があります。点検記録は、後から施設の管理状況を確認するための重要な資料です。異常がないことも、安全管理上の大切な記録になります。

(5) CとD

不適切です。Cは正しいですが、Dが誤りです。危険物取扱者の立会いを受けている者は定期点検を行うことができます。しかし、定期点検を実施したからといって、速やかに市町村長等へ届け出なければならないわけではありません。必要なのは、点検記録を作成し、保存することです。「点検したら届け出る」と考えてしまうと誤答しやすいため、定期点検では届出よりも記録保存が問われると押さえてください。

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この問題で覚えるポイント

製造所等の定期点検は、施設の位置、構造及び設備が技術上の基準に適合しているかを確認するために行います。点検できる者は、危険物取扱者だけではなく、危険物取扱者の立会いを受けている者も含まれます。点検を行った場合は、異常の有無にかかわらず点検記録を作成し、保存しなければなりません。定期点検の結果を毎回市町村長等へ届け出るわけではないため、「記録保存」と「届出」を区別することが重要です。試験では、定期点検の対象が「位置、構造及び設備」であること、点検者に「立会いを受けている者」も含まれること、点検記録は「異常がある場合だけ」ではないことが正誤判断に直結します。

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ひっかけポイント

このテーマでは、「危険物取扱者本人でなければ点検できない」と思わせる表現に注意が必要です。実際には、危険物取扱者の立会いを受けている者も定期点検を行うことができます。また、「異常があった場合だけ記録する」という表現も典型的なひっかけです。日常感覚では、問題があったときだけ記録すればよいと思いやすいですが、法令上は異常の有無にかかわらず記録を作成し、保存することが求められます。さらに、「実施後速やかに市町村長等へ届け出る」という表現も、届出制度と記録保存制度を混同させるための罠です。定期点検では、行政への届出ではなく、点検記録の作成・保存が基本と覚えると判断しやすくなります。

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