【危険物取扱者乙種4類予想問題3】|問4|危険物の品名・数量変更届出|法令を解説

問題

製造所等において、位置、構造又は設備を変更しないで、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更する場合の手続きとして、法令上、正しいものはどれか。

(1) 変更した日から10日以内に消防署長へ届け出なければならない。

(2) 変更しようとする日の3日前までに市町村長等へ届け出なければならない。

(3) 変更しようとする日の10日前までに市町村長等へ届け出なければならない。

(4) 変更しようとする日の7日前までに消防長へ許可申請をしなければならない。

(5) 変更後に完成検査を受けた後、市町村長等へ届け出なければならない。

危険物取扱者乙種4類|危険物の品名・数量変更届出を解説

製造所等で位置、構造又は設備を変更せず、危険物の品名、数量又は指定数量の倍数だけを変更する場合は、変更許可や完成検査ではなく、変更しようとする日の10日前までに市町村長等へ届け出る必要があります。答えは(3)です。ポイントは、「変更後」ではなく「変更前」、「消防署長」ではなく「市町村長等」、「許可申請」ではなく「届出」と判断することです。

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(1) 変更した日から10日以内に消防署長へ届け出なければならない。

不適切です。危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更する場合は、変更した後に届け出るのではなく、変更しようとする日の10日前までに届け出る必要があります。また、届出先も消防署長ではなく、市町村長等です。危険物施設では、取り扱う危険物の種類や数量が変わると、火災危険性や必要な安全管理の内容が変わるため、事前に行政側が把握できるようにされています。

(2) 変更しようとする日の3日前までに市町村長等へ届け出なければならない。

不適切です。届出先が市町村長等である点は正しいですが、期限が3日前ではありません。正しくは、変更しようとする日の10日前までです。乙4の法令では、「誰に届け出るか」と「いつまでに届け出るか」がセットで問われやすいため、期限の数字を正確に覚えることが大切です。

(3) 変更しようとする日の10日前までに市町村長等へ届け出なければならない。

適切です。製造所等において、位置、構造又は設備を変更しないで、貯蔵し、又は取り扱う危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更する場合は、変更しようとする日の10日前までに市町村長等へ届け出なければなりません。これは、施設そのものを工事で変えるわけではないため変更許可の対象ではありませんが、危険物の内容や量が変わることで危険性が変化するため、事前の届出が必要とされているものです。

(4) 変更しようとする日の7日前までに消防長へ許可申請をしなければならない。

不適切です。この手続きは許可申請ではなく届出です。また、期限は7日前ではなく10日前であり、相手方も消防長ではなく市町村長等です。位置、構造又は設備を変更する場合は原則として変更許可が必要になりますが、今回のように危険物の品名、数量又は指定数量の倍数だけを変更する場合は、許可ではなく届出で足ります。

(5) 変更後に完成検査を受けた後、市町村長等へ届け出なければならない。

不適切です。完成検査は、製造所等を設置した場合や、位置、構造又は設備を変更した場合に関係する手続きです。今回のように施設の位置、構造又は設備を変更せず、危険物の品名や数量などを変更するだけであれば、完成検査は不要です。また、届出は変更後ではなく、変更しようとする日の10日前までに行います。

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この問題で覚えるポイント

危険物の品名、数量又は指定数量の倍数を変更する場合は、位置、構造又は設備を変更しないことが前提です。この場合は変更許可ではなく届出で処理します。届出期限は変更しようとする日の10日前まで、届出先は市町村長等です。製造所等の位置、構造又は設備を変更する場合は原則として変更許可が必要で、工事完了後には完成検査が関係します。危険物の内容だけを変える場合は、施設工事を伴わないため完成検査は不要です。試験では、「設置・変更許可」「完成検査」「仮使用」「品名・数量変更届出」を混同しないことが重要です。品名・数量・指定数量の倍数の変更は、危険物の危険性や管理方法に影響するため、事後報告ではなく事前届出であると覚えてください。

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ひっかけポイント

この問題のひっかけは、「10日以内」という表現にあります。10日という数字だけを見ると正しそうに感じますが、正しくは「変更した日から10日以内」ではなく「変更しようとする日の10日前まで」です。つまり、事後ではなく事前の手続きです。また、「消防署長」「消防長」「市町村長等」という届出先の違いも狙われやすい部分です。さらに、危険物施設に関する手続きというだけで、すぐに「許可」や「完成検査」を選んでしまうのも典型的な誤答パターンです。施設の位置、構造又は設備を変えるのか、それとも危険物の品名や数量だけを変えるのかを最初に見分けることで、正誤判断が安定します。

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