【危険物取扱者乙種4類予想問題2】|問7|危険物取扱者保安講習|法令を解説

問題

危険物の取扱作業の保安に関する講習を受けなければならない者として、法令上、正しいものはどれか。

(1) 乙種危険物取扱者免状を有しているが、製造所等で危険物の取扱作業には従事していない者。

(2) 危険物保安監督者として選任されている甲種危険物取扱者で、製造所等において危険物の取扱作業に従事している者。

(3) 危険物保安統括管理者であるが、危険物取扱者免状を有していない者。

(4) 消防設備士免状を有し、危険物施設の点検のみを行っている者。

(5) 危険物取扱者免状を有していないが、危険物施設の管理業務に従事している者。

危険物取扱者乙種4類|危険物取扱者保安講習を解説

危険物取扱者保安講習は、危険物取扱者免状を持っている人すべてが必ず受けるものではなく、製造所等で危険物の取扱作業に従事している危険物取扱者が対象になります。答えは(2)です。甲種危険物取扱者であり、危険物保安監督者として選任され、実際に製造所等で危険物の取扱作業に従事しているため、保安講習を受けなければならない者に該当します。

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(1) 乙種危険物取扱者免状を有しているが、製造所等で危険物の取扱作業には従事していない者。

不適切です。危険物取扱者免状を持っているだけでは、保安講習の受講義務は生じません。保安講習は、製造所等で危険物の取扱作業に従事している危険物取扱者に対して、保安上必要な知識を更新させるための制度です。免状を持っていても、現在危険物の取扱作業に従事していない場合は、受講義務の対象にはなりません。

(2) 危険物保安監督者として選任されている甲種危険物取扱者で、製造所等において危険物の取扱作業に従事している者。

適切です。甲種危険物取扱者は危険物取扱者免状を有する者であり、さらに製造所等で危険物の取扱作業に従事しているため、保安講習の対象になります。危険物保安監督者として選任されているかどうかだけで判断するのではなく、危険物取扱者免状を持ち、実際に危険物の取扱作業に従事している点が重要です。保安講習は、危険物の取扱いに関する事故防止や法令・保安知識の確認を目的としているため、このような者は受講義務があります。

(3) 危険物保安統括管理者であるが、危険物取扱者免状を有していない者。

不適切です。危険物保安統括管理者は、事業所全体の保安業務を統括する立場の者ですが、保安講習の対象は危険物取扱者免状を有し、危険物の取扱作業に従事している者です。危険物取扱者免状を有していない者は、危険物取扱者保安講習の受講義務の対象にはなりません。役職名に「保安」が含まれていても、保安講習の対象者とは限らない点に注意が必要です。

(4) 消防設備士免状を有し、危険物施設の点検のみを行っている者。

不適切です。消防設備士免状は、消防用設備等の工事や整備などに関係する資格であり、危険物取扱者免状とは別の資格です。危険物施設に関わっていても、危険物取扱者免状を有して危険物の取扱作業に従事しているのでなければ、危険物取扱者保安講習の対象にはなりません。施設の点検をしているというだけで、危険物の取扱作業に従事しているとは判断できません。

(5) 危険物取扱者免状を有していないが、危険物施設の管理業務に従事している者。

不適切です。危険物施設の管理業務に従事していても、危険物取扱者免状を有していない者は、危険物取扱者保安講習の対象者にはなりません。保安講習は、あくまで危険物取扱者免状を持ち、製造所等で危険物の取扱作業に従事している者に対する講習です。管理業務という言葉だけを見ると保安に関係しているように感じますが、免状の有無と取扱作業への従事が判断の中心になります。

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この問題で覚えるポイント

危険物取扱者保安講習の対象は、危険物取扱者免状を有し、製造所等で危険物の取扱作業に従事している者です。甲種、乙種、丙種のいずれであっても、免状を持っていて実際に危険物の取扱作業に従事していれば、保安講習の対象になります。逆に、免状を持っていても危険物の取扱作業に従事していない者は対象外です。また、危険物施設に関係する役職や業務であっても、危険物取扱者免状を持っていなければ、危険物取扱者保安講習の対象にはなりません。試験では、「免状を持っているか」「製造所等で危険物の取扱作業に従事しているか」の2点を確認することが正誤判断に直結します。危険物保安監督者や危険物保安統括管理者、消防設備士など、似たように保安や消防に関係する用語が出ても、保安講習の対象者は危険物取扱者として危険物を取り扱う者であると整理しておくことが大切です。

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ひっかけポイント

この問題では、「危険物に関係する仕事をしている人なら全員が保安講習を受ける」と思わせる点がひっかけです。危険物保安統括管理者、消防設備士、施設管理業務などの言葉は、どれも保安や消防に関係しているため正しそうに見えます。しかし、保安講習の対象者を判断するときは、役職名や施設との関わりだけで決めてはいけません。危険物取扱者免状を持っていることと、製造所等で危険物の取扱作業に従事していることが必要です。また、免状を持っているだけで現在取扱作業をしていない者も対象外です。「資格があるだけ」「施設に関係しているだけ」「保安という言葉が入っているだけ」という選択肢は、試験でよくある誤答誘導です。条件が一部だけ合っていても、必要な条件がそろっていなければ不適切と判断することが重要です。

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