【特例第一種衛生管理者過去問】2021年4月公表問題|問3|作業環境測定の実施頻度一覧|放射性物質・騒音・鉛作業の測定基準|関係法令(有害業務)を解説

出典:第一種衛生管理者2021年(令和3年度)4月公表問題|関係法令(有害業務に係るもの)第3問

問題

法令に基づき定期に行う作業環境測定とその測定頻度との組合せとして、誤っているものは次のうちどれか。

(1) 非密封の放射性物質を取り扱う作業室における空気中の放射性物質の濃度の測定 ――― 1か月以内ごとに1回

(2) チッパーによりチップする業務を行う屋内作業場における等価騒音レベルの測定 ――― 6か月以内ごとに1回

(3) 通気設備が設けられている坑内の作業場における通気量の測定 ――――――――――― 半月以内ごとに1回

(4) 鉛ライニングの業務を行う屋内作業場における空気中の鉛の濃度の測定 ――――――― 1年以内ごとに1回

(5) 多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場における気温及び湿度の測定 ―― 1か月以内ごとに1回

特例第一種衛生管理者|作業環境測定の実施頻度一覧|放射性物質・騒音・鉛作業の測定基準を解説

作業環境測定は、有害な作業環境で働く労働者の健康障害を防ぐため、法令で一定の作業場ごとに測定項目と頻度が定められています。答えは(5)です。多量のドライアイスを取り扱う屋内作業場では、1か月以内ごとに1回ではなく半月以内ごとに1回測定します。作業環境測定の問題では、「何を測るのか」と「どれくらいの頻度で測るのか」をセットで覚えることが大切です。

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【特例第一種衛生管理者過去問】2021年4月公表問題|問3|作業環境測定の実施頻度一覧|放射性物質・騒音・鉛作業の測定基準|関係法令(有害業務)__t1syu-2021-04-houreiyugai-q3

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(1) 非密封の放射性物質を取り扱う作業室における空気中の放射性物質の濃度の測定 ――― 1か月以内ごとに1回

適切です。非密封の放射性物質を取り扱う作業室では、空気中に放射性物質が飛散し、作業者が吸入するおそれがあります。そのため、空気中の放射性物質の濃度を定期的に測定する必要があります。測定頻度は1か月以内ごとに1回とされており、選択肢の組合せは正しいです。

(2) チッパーによりチップする業務を行う屋内作業場における等価騒音レベルの測定 ――― 6か月以内ごとに1回

適切です。チッパーによるチップ作業は、強い騒音が発生しやすい作業です。騒音障害を防ぐため、屋内作業場では等価騒音レベルを測定し、作業環境を把握する必要があります。測定頻度は6か月以内ごとに1回であり、この組合せは正しいです。

(3) 通気設備が設けられている坑内の作業場における通気量の測定 ――――――――――― 半月以内ごとに1回

適切です。坑内作業では、酸素不足、有害ガス、粉じんなどの危険があるため、通気設備によって十分な換気が行われているかを確認することが重要です。通気設備が設けられている坑内の作業場では、通気量を半月以内ごとに1回測定する必要があります。頻度が短めに設定されている点を押さえておきましょう。

(4) 鉛ライニングの業務を行う屋内作業場における空気中の鉛の濃度の測定 ――――――― 1年以内ごとに1回

適切です。鉛ライニングの業務では、鉛や鉛化合物による健康障害を防ぐため、屋内作業場の空気中の鉛濃度を測定する必要があります。鉛作業に係る作業環境測定の頻度は、原則として1年以内ごとに1回です。選択肢の組合せは法令上正しいです。

(5) 多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場における気温及び湿度の測定 ―― 1か月以内ごとに1回

不適切です。ドライアイスは二酸化炭素の固体であり、気化すると二酸化炭素ガスになります。多量に取り扱う屋内作業場では、二酸化炭素濃度が上昇し、酸欠や中毒の危険が生じることがあります。また気温及び湿度も作業環境として重要です。気温及び湿度の測定は1か月以内ごとに1回ではなく、半月以内ごとに1回行います。。

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この問題で覚えるポイント

作業環境測定は、作業場ごとに測定対象と測定頻度を対応させて覚えることが正誤判断に直結します。非密封の放射性物質を取り扱う作業室では空気中の放射性物質濃度を1か月以内ごとに1回測定します。著しい騒音を発する屋内作業場では等価騒音レベルを6か月以内ごとに1回測定します。通気設備がある坑内作業場では通気量を半月以内ごとに1回測定します。鉛作業を行う屋内作業場では空気中の鉛濃度を1年以内ごとに1回測定します。ドライアイスは低温物質として重要で半月以内ごとに1回測定を行います。作業環境測定では、「物質名」「作業場」「測定項目」「頻度」の4点をセットで整理しましょう。

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ひっかけポイント

この問題のひっかけは、多量のドライアイスを取り扱う業務を行う屋内作業場における気温及び湿度の測定 を1か月以内ごとに1回と思わせる点にあります。実際に半月に一回の測定が必要になります。1ヶ月と半月は期間としては近いので混同しやすい点に注意が必要です。

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