出典:第二種衛生管理者2025年(令和7年度)4月公表問題|労働衛生第19問
問題
身長175cm、体重80kg、腹囲88cmの人のBMIに最も近い値は、次のうちどれか。
(1) 21
(2) 26
(3) 29
(4) 37
(5) 40
第二種衛生管理者|BMIの計算方法|身長・体重から肥満度を求める方法を解説
BMIは、体重kgを身長mの2乗で割って求める体格指数です。身長175cmは1.75mなので、80÷1.75÷1.75=約26.1となります。最も近い値は26であり、答えは(2)です。腹囲88cmという情報も示されていますが、BMIの計算そのものには腹囲は使いません。身長をcmのまま使わず、mに直して計算することが重要です。

(1) 21
不適切です。その理由は、BMIを正しく計算すると約26.1となり、21にはならないためです。BMIは体重kg÷身長m÷身長mで求めます。身長175cmを1.75mに直し、80÷1.75÷1.75と計算します。21は標準範囲内の値に近いですが、この人の体重80kgと身長175cmから求める値としては小さすぎます。
(2) 26
適切です。その理由は、BMIの計算結果が約26.1となり、選択肢の中で26が最も近いためです。計算式は、BMI=体重kg÷身長mの2乗です。身長175cmは1.75mなので、1.75×1.75=3.0625となります。80÷3.0625=約26.1です。試験では小数点以下まで厳密に選ぶよりも、最も近い値を選ぶことが求められます。
(3) 29
不適切です。その理由は、29は実際の計算結果である約26.1より高すぎるためです。BMIが29に近くなるには、同じ身長であれば体重がもっと重い場合になります。この問題では腹囲88cmという数値があるため、肥満やメタボリックシンドロームを連想しやすいですが、BMIの計算では腹囲を使わない点に注意が必要です。
(4) 37
不適切です。その理由は、37はBMIとしてかなり高い値であり、身長175cm、体重80kgからは算出されないためです。37に近い値を選んでしまう場合、身長の単位換算や計算式を誤っている可能性があります。BMIでは身長をm単位に直し、その身長を2回掛けた値で体重を割ります。
(5) 40
不適切です。その理由は、40はこの条件から求められるBMIより大幅に高い値であるためです。BMI40は高度の肥満に該当する水準ですが、身長175cm、体重80kgの場合は約26.1です。試験では、数値の印象だけで選ぶのではなく、式に当てはめて落ち着いて計算することが大切です。
この問題で覚えるポイント
BMIは、体重kgを身長mの2乗で割って求めます。式はBMI=体重kg÷身長m÷身長mです。身長がcmで示されている場合は、必ずmに直してから計算します。175cmであれば1.75m、160cmであれば1.60mです。BMIの判定では、一般に18.5未満が低体重、18.5以上25未満が普通体重、25以上が肥満とされます。衛生管理者試験では、BMIの式そのものに加えて、腹囲など別の健康指標に惑わされず、計算に必要な数値だけを使えるかが問われます。
ひっかけポイント
この問題のひっかけは、腹囲88cmというBMI計算には不要な情報が入っている点です。腹囲はメタボリックシンドロームの判定で使われることがありますが、BMIの計算には使いません。また、身長175cmを175のまま使うと計算が大きく崩れます。BMIでは身長をmに直し、さらに2乗するという流れを確実に押さえることが重要です。数値問題では、見慣れた健康指標が複数出てきても、何を求める問題なのかを最初に確認する習慣が正答につながります。
